DSSF3 > RA > リファレンス > ACF/CCF測定


ACF測定画面の説明
ACF測定は、音の信号を一定時間ごとにずらしながらACF(自己相関)を計算し、ACFの時間的変化を解析するものです。RAではランニングACFの測定及びその三次元表示が可能ですが、更に詳細な分析は音響分析システム(SA)で行います。

SAでは、ランニングACFやIACC/IACFなどの計算結果をグラフ表示したり、CSVファイルに出力することができます。


項目 説明
グラフ(上) ランニングACFのグラフを表示します。縦軸は自己相関値、横軸は時間、奥行きはランニングステップです。
測定 [開始]ボタンで測定を開始します。測定は設定した時間が経過すると自動的に終了しますが、[中止]ボタンで中断することもできます。
ファイル [保存]ボタンで測定したデータをデータベースに保存します。 →7-2.ACF測定/[保存]機能
[読込]ボタンで保存されたデータを読み込んで表示します。 →7-3.ACF測定/[読込]機能
測定
条件
設定
サンプリング A/Dコンバータのサンプリングレートを設定します。
測定時間 測定時間を設定します。
チャネル モノラル測定(1チャンネル)かステレオ測定(2チャンネル)かを選択します。








積分時間 ACFの積分時間を設定します。
計算周期 ランニングステップを設定します。
横軸(τ) グラフの横軸(τ)の最大値を設定します。
聴感補正 聴感補正フィルタを選択します。
時間軸データ数 グラフの時間軸(奥行き方向)のデータ数を設定します。測定時には、測定時間、積分時間、計算周期により自動的に決定されます。
時間軸方向 グラフの時間軸の方向を設定します。
縦軸 縦軸(自己相関値)のスケールを設定します。
直線: 自己相関値を-1から1の間でリニアスケールで表示します。
絶対値: 自己相関値の絶対値を0から1の間で表示します。
対数: 自己相関値を対数(dB)スケールで表示します。
チャネル ステレオ測定をした場合に、Leftチャネルのデータを表示させたいときは「Lch」を選択し、Rightチャネルのデータを表示させたいときは「Rch」を選択します。(Leftチャネルのデータは水色で、Rightチャネルのデータはピンク色で表示されます。)
モノラル測定の場合はLeftチャネルのみ表示します。
再表示 設定を変更した際に、[再表示]ボタンをクリックして、変更後の新しいデータを表示させます。
入力波形 サンプリングされた入力データの波形を表示します。
正規化 入力波形の最大値を1として正規化します。
編集 測定したデータから不要な部分を取り除きます。
[切り取り]ボタン:入力波形の水色で表示された部分を残して切り取ります。水色の部分はその両端の境界を左右にドラッグして変更できます。
[全選択]ボタン:全ての範囲を選択(水色の範囲に)します。
[再生]ボタン:選択された範囲をスピーカーから再生します。再生時には、再生位置が緑色の線で示されます。
測定条件 測定条件(測定時刻、サンプリング、測定時間)を表示します。
SA起動 SA(Sound Analyzer)を起動して測定データを分析します。
終了 「ACF測定」のウィンドウを閉じます。

DSSF3 > RA > リファレンス > ACF/CCF測定