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入力装置の選択、入力ボリューム
リアルタイムアナライザ(以下、RAと表記)の入力装置(Input Device)の選択、音量調節は、Windowsのボリュームコントロール(録音制御)の入力デバイスの選択、音量調整と連動しています。そのため、ここを調節すれば、ボリュームコントロールは触らなくてもいいことになります。

【例】パソコンにマイク入力端子があり、そこから音響信号を入力するときは「マイク」を選択します。パソコンにラインインの入力端子があり、ラインインの入力端子から、音響信号を入力するとき「ラインイン」を指定します。たとえば、シグナルジェネレータやランニングACFのWAVEファイルを再生するときは、WAVEやミキサーを選びます。(表示名はパソコンメーカーやサウンドドライバーにより異なります)
ただ、出力デバイスの選択やボリュームはこちらでは設定できません。なぜなら入力はどれかひとつを選択しますが、出力は個々にボリューム調節やミュート指定が必要だからです。これらは直接Windowsのボリュームコントロール(再生制御)で設定する必要があります。

【注意】再生制御では、WAVE以外のデバイスをミュートしてください。そうしないと、マイクやラインからの入力信号がそのまま出力されてハウリングを起こします。


ピークレベルモニタ(入力、出力)

ピークレベルモニタ(入力)は、入力信号をA/D変換した後のデジタルレベルを監視します。デジタル信号の最大値(32768)を0dBとしてメーターに表示します。このレベルが0dBに達していては、信号が歪んでいることになります。歪ませないためには-5dBくらいを目安に調整します。ただ、実際にはアナログサウンド回路の性能次第なので一概にはいえません。試験信号とオシロスコープの組み合わせで調べてみる必要があります(詳しい調査方法はこちらをご覧下さい)。一度調べておけば、このピークレベルメーターを見て、その範囲で使用していれば歪む心配はありません。

ピークレベルモニタ(出力)は、再生用ミキサーの出力のデジタル値をピークレベル表示します。この値はボリュームコントロール(再生)の音量を調整しても変わりません。その前段のD/Aコンバータに入る信号だからです。この出力レベルはシグナルジェネレータの「デジタル出力」ボリュームでのみ調整できます。詳しい調整方法はこちらをご覧下さい。シグナルジェネレータによって作られる信号は、D/Aコンバータからコンバータ内蔵アナログアンプを経て、出力ボリューム、増幅アンプを経て、ラインアウトやヘッドフォン出力などから出力されます。

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