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測定条件設定
測定を開始する前に、測定条件設定、表示設定を確認してください。特に注意が必要な設定項目について以下に説明します。その他の項目については リファレンスマニュアルでご確認ください。
サンプリング
サンプリングレートはできるだけ高く設定してください。サウンドカードが対応していれば192kHzも使用できますが、パソコンのアナログ回路の性能を考慮して、ここでは48kHzを指定します。
測定時間
ACF/CCFの測定時間(秒)を入力します。入力ボックスの隣にあるアップダウンボタンを押すと1秒から30秒までの間で指定できます。数字を直接入力すると、30秒以上の指定もできます。設定時間を長くすると、より多くのCPUパワーとメモリが必要になります。また計算結果が膨大になりますので、できるだけ短い時間設定で行ってください。通常は10秒以内で行います。設定、お使いのパソコンによっては、メモリが不足する場合があります。メモリが不足した場合、ハードデイスクを使用しますので、計算時間がかかることがあります。どれくらいの時間が必要かは、パソコンによっても違いますので、お使いのパソコンで事前に確認しておいてください。
チャネル
モノラル、ステレオが選択できます。
積分時間
ACF/CCFの計算に使用される信号の積分時間(秒)を入力します。通常0.001秒から10秒の間で指定してください。音響信号の音圧レベルは、その時間の間を平均して取り込みますので、これは時定数と同じものになります。平均時間です。たとえば音圧レベルは、1m秒の間で音圧レベルが変化したとしても、その平均値を計算します。積分時間を長く設定すると、計算時間がその2乗に比例してかかるので注意が必要です。
計算周期
ACF/CCFの計算周期(秒)を入力します。積分時間と同様に、通常0.001秒から10秒の間で指定してください。これは、積分時間でセットした計測を何秒間隔で行うのかという、間隔(インターバル)を指定するものです。このインターバルが短いと、計算 回数が増え、比例して計算時間がかかります。
聴感補正
聴感補正フィルタ(Flat、A特性、B特性、C特性)を選択します。通常はA特性かFlatを使用してください。
耳で聞く、音楽性、騒音などを分析する場合は、A特性を使用します。(つまり人の耳が、低域や高域が良く聞こえない点をシミュレートしたフイルターです。これを使用すると、人の耳の感度で低音や、高域を抑えた音響になります。音楽、騒音、音色、音声など人間相手で脳が聴く音響信号をシミュレートする時のみ、A特性を使用します。それ以外の測定では、通常Flatを使用します。必要に応じて、B特性,C特性を使用してください。

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