DSSF3 > RA > リファレンス > シグナルジェネレータ


トーン
『トーン』設定項目の説明

項目 説明
周波数スライダー 出力音の周波数をスライダーまたは数値で設定します。左右のHzの指定エリアに周波数を直接入力することもできます。連動ボタン(Lock)は、左右のどちらかを設定すれば、両方とも同じ値に設定する機能です。ステレオで左右を同じに設定するときに便利です。
プリセット周波数 出力信号の周波数をプリセットとして保存します。操作方法は、初めに[Set]ボタンをクリックしてから、スライダーまたは数値入力により周波数を指定、最後に4つあるプリセットボタンのどれかひとつをクリックしてください。一旦プリセットとして保存しておけば、次からはそのボタンをクリックするだけで保存された周波数が指定できます。デフォルトでは10、100、1k、10kHzがセットされています。
周波数レンジ選択 上の画像では100Hzから1KHzの周波数の範囲がスライダーの範囲として選択されています。あらかじめセットされた周波数レンジを選択して、スライダーの周波数レンジを変えることがでます。
位相角度差指定 左右のチャンネル間で出力信号の位相差(Left−Right)を-180度から+180度の範囲で指定することができます。また数値で、直接入力して指定できます。また0度は専用ボタンがあります。
波形選択 出力音の波形を[正弦波][三角波][方形波][のこぎり波]の[任意波形:1]〜[任意波形:5]から選択します。

シグナルジェネレーターの出力信号は、信号の波形を選択できるほか、発生周波数を直接数値で、小数点以下何桁でも入力できます。また周波数を変化させるためのスライドバーは、それを動かしたときの、左端、と右端の周波数(周波数レンジ)を、それぞれ数値で指定できます。

便利なプリセット機能は、周波数レンジについては、あらかじめ登録されている周波数レンジを、プルダウンメニューからマウスでワンタッチ選択して指定できます。またよく使用する周波数はセット機能を使用して、あらかじめボタンに登録しておけます。また左右の信号の位相の遅れ角度を指定して信号発生させることができます。この遅れ角度を操作しながら、オシロスコープや位相計で測定すると、測定時の信号の遅れ角度がオシロスコープや、位相計にどう表示されるかが一目で確認できます。また、2チャネルの音響再生を行うときに、視聴位置で、位相遅れの無い信号を出力する必要があるときに、これを調整して正しく信号出力します。


下の操作画面では信号出力開始からの経過時間は現在21秒と表示されています。また出力ボリュームの左右のロックがはずされ、左右が別ボリュームにしてあります。54、43の数字は最大を100としたときの数値です。上下にスライダーをマウスで、スライドさせて調節するほか、テキストボックスに直接数字を入力して指定できます。

一番左の左右の周波数指定のスライダーも同じですが、こちらはスライダーの調整範囲が周波数レンジで指定できます。この例では100Hzから1kHzの範囲が選択されています。そのため上の例に較べて拡大されているため、100から1000Hzの調整はやりやすくなっています。また上の例から300Hzにして[Set]ボタンを押してその後1kのボタンを押して、プリセットボタンを300Hzにかえてあります。同様に10kHzのボタンは500Hzにかえてあります。これは、昔ながらの押しボタン選局のカーラジオの局登録とおなじやり方です。もちろんこの周波数は、スライダーによるセットのほか小数点以下何桁でも、数値で入力できます。

出力波形は、上の例では、正弦波で、下の例では方形波です。また上の例では左の信号に対して、右信号の位相を135度遅らせる設定です。プラスは進ませる方向です。

上の操作画面は、デジタルボリュームが50%になっています。これはこのシグナルジェネレーターの出力する信号は、トーンもノイズもスイープも、、、すべて、最大を振幅を50%に抑えて、その範囲で信号を生成して出力します。これは一度、そのパソコンのサウンド回路で、調べておけば、いったんセットしておけば変更の必要はありません。DSSF3は前回の起動のときの設定値を、覚えていて、プログラムをスタートすると、その設定を再現して、操作画面を開きます。

*波形の種類について

DSSF3 > RA > リファレンス > シグナルジェネレータ