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スイープ
『スイープ』設定項目の説明

項目 説明
周波数 開始
終了
スイープの開始周波数と終了周波数を設定します。開始周波数より終了周波数が高い場合は音程が上昇する方向に、開始周波数より終了周波数が低い場合は音程が下降する方向にスイープします。
レベル 開始
終了
スイープの開始レベルと終了レベルを設定します。開始レベルより終了レベルが大きい場合は音量が上昇する方向に、開始レベルより終了レベルが低い場合は音量が下降する方向にスイープします。開始レベルと終了レベルが等しい場合は、出力レベルは変化しません。
スイープ時間 スイープの速度を入力します。入力値の単位は1オクターブあたりの秒数となります。
ループ 通常は設定した開始周波数から終了周波数までスイープして出力を終了しますが、ここをチェックすると停止ボタンをクリックするまで繰り返し実行されます。
波形 出力音の波形を選択します。
スイープ信号は、ピンクノイズが、一度に全周波数を出力するのに比較して、順番にピンクノイズの特性で周波数を指定範囲で、指定時間間隔のスピードで変化させ出力するテスト信号です。このテストはたとえば、スピーカーのテストに一番適した試験信号でスイープ音をスピーカー出力してみて、スピーカーの音を視聴すれば、スピーカーの癖も慣れてくれば音を出してみて、耳で聞くだけでもすぐにわかるといいます。

またツイーターなどにやさしい、高域を押さえたテスト信号ですから、すべての試験信号のなかで、スピーカーテストには最適の信号であるといいます。またこのテストにFFTアナライザの3次元表示をあわせて視覚的にも測定を行えば、スピーカーのみならず、音響再生システム全般の性能や、問題や、故障などが測定できます。(サウンドシステムエンジニアリング)この場合の試験信号は正弦波のスイープ信号を使用します。

このスイープ信号をスピーカー再生すると、スピーカーのクロスオーバーや、応答速度などを実際に耳で聞いたり、スペクトラムアナライザに測定表示させることができます。これは基本中の基本といえる測定です。

このDSSF3では、問題がある周波数の領域に絞られた場合、そこの部分だけに周波数の指定範囲を絞り、変化速度を遅くして、たとえばクロスオーバーネットワークのスムーズなつながりなども、視聴や3次元表示などを使用して拡大表示させることにより、さらに分析を容易にしています。

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